記念講座の記録
2009年11月15日(日)
獨協大学名誉教授 中村粲氏
「NHKの戦争・歴史報道を批判する」(於大阪武藤記念ホール)
雑誌正論で「NHKウオッチング」を十五年に亘り続けて来た中村教授がNHK批判を四十年前始めた契機から説き起こし、数々の反日及び偏向番組制作の欺瞞のテクニックを暴露、組織的・継続的・意図的とも言えるNHKの報道姿勢を糾弾しました。特に「戦争・歴史」の報道が歪められ続けると、そのマインドコントロールによって、正しい歴史観に基づいて始めて可能な国家観の形成に及ぼす影響は極めて大きいと、「歴史家」として警告されました。間違いを間違いと認め、意見の対立する問題は多角的に伝えるべきであり、このまま偏向報道を続けるならば、「NHKに言論・編集の自由は不要」と言い切り、さらには「受信料不払い運動」、「マスコミ裁判所」「NHKの解体」などを提案され、国を愛するがゆえに、公共放送としての真実と公正に基づく歴史観及び使命観が如何に大切かを強く訴えられました。
以上